波に乗る料理人。
包丁とサーフボードを持って、極上の波と、未知の食材を探ります!よ
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さて、おさらい。
ワラスの食材、1日に食べられる量というのは限界があるので
その選択というのは非常に難しく、今回のように時間のない場合
出発前からほぼ献立は決まっているに等しい。
アンデス。
イメージ通り芋、ジャガイモであるが今回入手した物は5種類。
中でもこの地が原産であるものは真ん中の「ユンガイーナ」
その他はパパ・ナティーバと呼ばれ市場へ出回らない物もある
上で笑っているのが、田舎育ちの18ソレスの「クイ」
左からワイロ、コレヒアル、ユンガイーナ、アマリージャ・トゥンバイ、ペルアニータ。
2番目がなナティーバ系
それぞれチョロっと皮を剥いてあるので中の色はご覧の通り。
宿の向かいの
トウキビ。(嘘)
朝おばちゃんから購入。
オユキートでほんの少しだけ必要だったパセリを回して
煮込みに入れちゃう。
クイ料理はほとんど揚げてからソースと絡めたり
鉄板で焼いたり。
煮たらどうなるのかやってみたかったのだ・・・
お世話になった屋上の洗濯場。
屋根に陶器でできた牛などを飾る地域もあるが、ここではこのような感じ。
太平洋側に日が沈んで行く
盆地は日が短い
カジェホン・デ・ワイラスという意味が最初分からなかったが
この谷だったんですね
200kmに渡る
リオ・サンタが長年の流れで作った。
カーニバルによる被害統計
あたくし→バケツ1杯(右足)
久美ちゃん→水風船1発(首)
妻→バケツ3杯(全身)しかも泥水。。。
うらみっこ無しの約束でしたが、若干1名大暴れ。
さて大潮です。
首都、やだな〜
超怖え〜よ・・・
という気持ちもどこかにあるようで。
緊張します。
22時出発のバスでリマに向かいます。
到着は朝の6時
嫌がらせかよ・・・
「あ、うまい!」
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ピーナッツ酒「チチャ・デ・マニー」を聞き込み調査の末
なんとか売られている所まで知る事ができ、わくわくの到着。
なんだか、かわいらしい町並み。
今調べた所によると、1970年の地震の際
崩れる事無く残った唯一の街並だそうだ。
そう言われてみると確かに
クスコは別としても、カハマルカやアレキパの様な
年季の入ったオシャレな建物が少なかったなと思い出す。。
問題の販売所はどこなのだろう・・・
その場でも聞き込みを開始
ケチュア語まじりのおばーちゃんが教えてくれた一軒の商店
奥にいるオーナのおばさまが「今では私しか作ってないの、けれども毎週日曜日だけよ。」
ここまで来たのに・・・
本日は火曜日
残念。
日曜日には通り全体が屋台で盛り上がり、子豚の丸焼きやトウモロコシのチチャ
先ほどのおばさんのお店では唯一ピーナッツのチチャを出しているのだそうだ・・・
次回来られるのはいつになるか分からないが、
どのガイドにも載っていなかった情報を入手できたのである意味満足。
腹も減ったので、近くの定食屋へ
Menú(メヌー)とよく目にする看板は主にランチタイムの定食。
前菜が選べる場合もあるが、セグンドと呼ばれるメインは何通りかある所が多い。
このお店は、共通してスープがついて来てメインが選べる形式。
子豚のアドボ。
七面鳥の北部風
子牛の煮込み。
労働者階級の方々で賑わっている店内
水道局の作業員やタクシーの運転手さん
ビールを中心にあつまる初老の先輩方
店内で水をブッカケラレル事は無いので一休み。
さて出発です。
本日はどんな状況であっても、今回のアンデス最終日!
塀の上から巨大ゴミバケツを満水にした悪ガキがニヤニヤ、察知して道の反対側へ渡ると
門の中に市場が!
ペルーでは基本的にあまり食べられないキノコ
乾燥状態で売られていることが多い。
もちろん首都のスーパーなどにはマッシュルームなどは売られているが
日本やヨーロッパのように色々な種類の物が店先に並ぶ事は無い。
味の素の商品。
ペルーの工場はかなり大きい。
5月にNOBU TOKYOにてペルー人シェフを招いたイベントが
2日間味の素さん主催で行われるとの事。
現地シェフの築地ガイドを任命されている事と
NOBU TOKYOのヘッドシェフ横山さんが食材のチェックに当店にいらっしゃる事になっている。
何を作ろうか悩むのも楽しみだが、ペドロ・ミゲルシェフと知り合える事が本当に嬉しい。
こちらは、水草の一種。
クスコではルルチャと呼んでいたがここではウシューロ。
ユヨ又はアルガスでも通じるが乾燥した海藻と区別しなくてはいけない。
食感はやわらかーいグミのようで、特に味は無い。
スープやサラダに入れるとの事。
乾燥唐辛子。
アヒ・ミラソル(アヒアマリージョを乾燥させて物で後効き系の辛さ。)
アヒ・パンカ(辛みはあまり無く、料理にこくを出す。)
両方とも水に戻してペーストにし、しっかり加熱しながら使う。
おばちゃん達は、暇な時間カット野菜の仕込みをしまくる。
まな板無しで・・・
これが乾燥前のアヒ・アマリージョ。
1キロ70円。
行商のおばちゃんから買った、ルクマとパカイ
プカルパで買ったサポテ。
朝食です。
雨季の晴れ間は貴重です。
子羊の散歩。
突然の襲撃。
忘れてはいけません、現在カーニバル期間中。
ロコトという唐辛子。
ペルー全土で重要な役割を果たしています。
パパ・ワイロ
ワラス特産物の一つ、「麦」
まさしく郷土料理「ジュンカ」の材料です。
こちらは海岸から運ばれてくる「チャンカカ」
いわゆる黒糖。
マイス・ホラは濁酒チチャの原料。
売られているのを見るのは初めての「トコッシュ」
溜まった水の底で寝かせたジャガイモ
ものすごい臭いなのだが・・・
なんとデザートに使う。
砂糖、シナモン、クローブと一緒に煮る。
以前リマで修行中、日本人学生多良間島出身の洋平君が旅先で購入して
職場まで持って来てくれたのだが、オーナーの奥様から一言
「それを鍋で火にかけたら出て行ってもらいますからね!」
それぐらいの臭いなのだ。。
今日もご来店されていた、ワラス出身の父を持つお客様は
「本当に美味しい、臭いけどね、腐ってるから」
と。
正直、調理できる場所が無くてまだ食べた事が無い。
しかも今回、トウモロコシバージョンも発見。
何気に超レアものである。
街で会う人々が「今日は本当にヤバいからカメラはしまえ。」
という意味が分かりはじめた。
200人以上の若者が、水の入ったバケツを持って標的を探している様
調査どころではなくなって来た・・・
出発前の下調べで「チチャ・デ・マニー」というピーナッツの酒の存在を知り
現地調査で近くに作る人がいるとの事でタクシーで移動。
目的地はホセ・オラーヤ
水害の無い事を祈りつつ
中央市場のその先が賑やかそうなので突入。
下町な雰囲気です。
山羊専門店。
八百屋さん。
クワッケル。
サンドイッチ
キヌア
マカ
クアッケルと、中心地の半額 50センティモ・・・
もちろん、おかわり制度「ジャパ」のためほぼ2杯。
まさしく下町です。
商店も始まっています。
豆売り。
お花屋さんはトウモロコシも売っています。
米は基本的に、北部海岸地帯から運ばれてくる物が多いのですが
最近ではタイ産のジャスミンライスも輸入されているそうです。。。
まさか、うちで使っているお米がペルーでもとは驚きです。
モチモチしたお米はやっぱり美味しいんですね。
フルーツ専門店。
トゥナ、サポテ、パカイ、プラタノ、マンゴー、キウイ、ウバ、ピーニャ
マンダリン、ナランハ、ルクマ、ペラ、メンブリージョ、マンサーナ
タマリンド、ブランキートなどなど。
新鮮な大麦は全てクイの餌の為
治安はそれほど心配なさそうなので、一度宿に戻ります。
夜にはバスに乗って首都へ戻るワラス最終日。
本格的に市場の調査開始。
プカルパの時のように、一般の市場以外
いわゆる業務用市場の存在をうっすらと感じていたので
早起きして出発。
場所は、宿から市場へ向かう途中
行ってはいけないと言われた方向にあるのだが・・・
せっかくなので突入。
昨日の朝賑わっていた方向へ進むもなんだか人が少ない・・・
一人開店のおばさまに伺うと、「みんな今向かって来てるわよ」とのこと
すげー楽しみ!
とりあえず、いつもの市場へ行って未確認地帯の調査へ
各自自慢のモト・タクシー群
カラフルな洗剤達
旅のお供は芯を抜いてバックパックに入れておきましょう・・・
水風船と、色のついた粉。
それとカラーテープ・・・
洗濯物が増えて来たので、一番安い洗濯石鹸を購入。
ワラスの町を徹底的に調査します。
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