オユキート・コン・チャルキ

最近、マリさんのおかげもあってFaceBookを通じて

以前お世話になっていた孤児院の子供達と連絡が取れるようになった。

しかもオンラインで。



今年の２月にお邪魔した時のお礼等

いきなり言われると嬉しくて涙が出そうになる。








２００３年の８月

砂漠の中にある孤児院で給食のおじさんをしていた時の事を

思い出した。


















































予算を押さえた状況では、主食となるお米は最下位ランクのもので

まずは不純物を取り除かな事には炊飯が出来ない。



















































物珍しそうに、子供達もよく手伝ってくれた。
















































仕事が無い上に、スペイン語も分からず

練炭で調理等した事等無い「なんちゃって料理人」が「修行だ」とかほざいて

迷惑かけないようにするのが精一杯だった事を思い出す。
















































あるのは少しではあるがお金

あまりの食材の少なさに

時々自腹で食材を買いにいった。


















































スーパーなどでは高いので

プエンテ・ピエドゥラという街の大きな業務用市場で






















































本気で怖かったけど

安い上に、各地から首都に運ばれてくる食材を知るのには

こんなに良い場所は無い。













































この後も、各地の市場を回る事になるのだが

恐怖をコントロールしながら新しい世界が見えた事

子供達に感謝。

















































住み込みだったので

正直、ノミやダニにも悩まされたが

５５人分の料理を毎日作る事で

食べるという事、料理するという事の本当の意味に気がついた。













































日本に住んでいると

麻痺してしまい

あの感覚を忘れそうになる。
















































安い食材には不味い訳ではなく

手間がかかったりする。















































あの頃は、本当に時間があったので

優しい自分だった気もする。


















































当時日本には缶詰しか輸入されていなかった根菜「オユコ」

千切りにして、炒めた玉葱ニンニク、水で戻した干し肉

それと旨味のあるパンカという唐辛子をベースに蒸し焼きにして

ご飯と食べる。

お好みでリモンを絞るとさっぱりして旨い。

















































久しぶりにペルーに行くと

毎回市場で千切りにしてある物を購入して

宿で作ってしまう料理。




















































やばいお腹空いて来た。






















































アマゾン、イキトス出身のレオさん。

孤児院の料理長、僕の先生です。




















































スペイン語の先生達です。