FPR-30 と 富士リール強力４５

荒井商店最初の商品として知られる改造リール。








改造という事はオリジナルがあるというわけなのですが、残念ながら

既に生産が終了してしまっているのです。






掘り出し物を探す際、最近ではインターネットで自宅で検索

多少は高いものの、交通費や足を運んで探す時間など色々と考えると結局安上がりな事も多く

オークションなどかなりお世話になっております。





けれども今回は、高速バスを使って

老舗釣具店を捜索、交渉、購入という方法をとってみました。







千葉県南房総の白浜

もはや線路の無い車かバスでしか行く事の出来ないその地で先日偶然見つけたリール

２つは購入していたのですが

まだ在庫がある事が心残りでついに購入作戦決行。






前日にJR高速バスのサイトにて白浜郵便局前行きの往復チケット購入し

朝８時のバスで２時間半

小雨の肌寒い中、現地到着。





三連休初日という事でバスは満席。

途中でだいぶ降りてしまい、野島崎灯台についた頃には乗客５人

釣具屋さんに在庫がある事を願いながら入店。




おばちゃんが元気良く奥から出て来て、

お目当てのリールの話をすると、なんと奥にも在庫があるとの事。。

「たまに問い合わせの電話あるんだよ。」

と言いながら４つ抱えて来た。

「これで全部。」

値段交渉をして全て購入。





オドヤでお惣菜をかってベンチで食べていると、近所のおじーちゃんやおばーちゃんが

入れ替わりで隣に座って話しかけてくる。

なんとものんびりしていて良い所だな〜といつも思う。





雨足が強くなって来た

せっかくなので釣りもしようと、ウェイダーと新しいジャケットで武装して

乙浜港方面へ歩いてみる。

途中の釣具屋さんも捜索してみるが、狙ってるリールは無い。




このリールを探すポイントは、年季の入った釣具屋さんである事

経営者の方が高齢である事

都心から微妙に離れている事

海の傍である事

近くに防波堤がある事



波乗りのついでに捜索させていただいたりしているのですが

砂浜の続くような所にはまず無く

湖のようなところでは小さいサイズのもしか無い


なにしろ捜索している人は他にも沢山いるので

既に売り切れてしまっている事も多い。



４時間ほど土砂降りの中釣りをして

帰り際に見つけた釣具屋さん、どうも怪しい。

「富士のリールなんて無いですよね？」

と訪ねると

「無い。」

と面倒くさそうに言われてしまった。

だが、何故か立ち上がってきて古いショウケースを覗きながら

「あ、あったよ。」

売り手が忘れてしまうような商品。

バスが来てしまいそうで焦って交渉

最後の最後で２つゲット出来た。












































前回の２個と合わせて合計８個









































じっくりと加工して

素晴らしい作品に仕上げたいです。






















































前回気になっていながらも、でか過ぎて使い道が無いだろ

と鼻で笑っていたこちら。

オークションで４５００円の値段がついていたので合わせて購入。

何も手を加えないで利益が出るのですから最高です。










































レトロ感がたまりません。

手放したくないかも。。